今日8月29日(土)は埼玉県鳩山で38.7℃を観測するなど、北日本の一部を除き晴れて猛烈な暑さとなりました。 明日30日(日)も暑さは衰えず、東日本から西日本の広範囲で最高気温が35℃以上の猛暑日が予想されています。熱中症対策を決して怠らないで下さい。
今日 猛暑日地点は200地点以上
今日29日(土)も強い日照と上空の非常に暖かい空気の影響で東北~九州の広い範囲で猛烈な暑さになりました。 全国921か所のアメダス等のうち、最高気温が35℃以上の猛暑日地点数は245地点に達して8月21日(金)以来8日ぶりに200地点を越えました。最高気温が30℃以上の真夏日地点数は768地点で、今月2番目に多くなっています。 今日、最も高い気温を観測したのは埼玉県鳩山町のアメダス鳩山で38.7℃。主要都市でみると、福島で38.0℃、佐賀や鳥取でも37.3℃を観測しています。
明日も晴れて気温上昇
明日30日(日)も太平洋高気圧が東日本や西日本を覆い、西日本や東日本では晴れて危険な暑さとなる所が多い予想です。岐阜や京都、大阪では37℃を予想しています。首都圏も千葉や水戸を除いて軒並み猛暑日予想になっています。 8月も終盤ではありますが、引き続きこまめな水分補給・塩分補給を行うなどの熱中症予防をしっかりと行ってください。
熱中症警戒アラートも発表中
熱中症予防の目安となる暑さ指数(WBGT)の予想では、東日本や西日本の平野部の広範囲が最も高いランクの「危険」になる見込みです。 気象庁は、明日30日(日)を対象とした熱中症警戒アラートを、埼玉県、神奈川県、群馬県に発表しました。 ※熱中症警戒アラート(試行)は関東甲信の1都8県を対象に、予想される暑さ指数(WBGT)に応じて発表される情報です。来年は全国で本運用が始まる予定です。
暑さ指数「厳重警戒」ランク以上で熱中症患者は急増
暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つの要素から計算されています。 熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。 環境省と気象庁は今年から一部地域で、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ(WBGT:33以上)が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。この画像中では、濃い紫色で塗られた部分がその閾値以上に相当します。
ウェザーニュース
Source : 国内 – Yahoo!ニュース