名古屋出入国在留管理局内のコンビニエンスストア「ローソン」で1月中旬から、イスラム教の戒律に沿ったハラール食品の取り扱いが始まった。2月からは収容中の外国人も配達を希望すれば購入できるようになり、売り上げは好調だという。
名古屋入管では昨夏、収容中のイスラム教徒の30代男性にハラール食が提供されないとして、支援者らが食事の内容を見直すよう入管側に要請していた。入管側の見直しが実現していない中、民間での対応が先行した形だ。
取扱商品はレトルトのビリヤニ(炊き込みご飯)やカップ麺、クッキーなど20種類。オーナーの小谷豊さん(48)によると、ハラール食の導入を検討し始めたのは昨秋。来店客から、商品に豚肉や豚由来の成分などが含まれるかどうかを尋ねられることが度々あったほか、収容中の外国人からハラール食を求める声もあると入管側から相談されたという。
店頭のみで販売していた1月…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル