毎年、カウントダウンを楽しむ人でにぎわう東京・渋谷。今年は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため鉄道各社が終夜の運転を取りやめ、区長が渋谷に集まらないよう呼びかけるなどしていたが、31日も若者を中心に多くの人の姿があった。
あたりが暗くなってきた午後5時。この日、東京都では、1日あたりで確認された感染者数が1300人を超え、過去最多を更新したことが判明。ただ、渋谷駅前のハチ公前広場は、待ち合わせをする人たちでにぎわっていた。
都内に住む会社員の男性(24)は、大学時代の友人と2人で居酒屋に向かうという。社会人になって初めて年末年始に休みがとれたが、東京で感染者が増えている状況をみて山形の実家への帰省はやめた。「何もしないのも寂しいから」と渋谷に来たという。「人の少ない店を選んだし、2人で気をつけて会食すれば大丈夫でしょ」
渋谷区の長谷部健区長は大みそかに先立ち、区の公式HPで「ステイホームで年越しをお迎えください」というメッセージを公表。区が主催者として名を連ねていたスクランブル交差点周辺での年末カウントダウンイベントも中止を決めた。交差点を囲む大型ビジョンを管理する会社に対し、31日午後11時に広告映像を停止するよう要請していた。
神奈川県内の大学に通う女性(21)は「カウントダウンイベントがある居酒屋で朝まで過ごします」と話した。全国的な感染状況については、「怖くないことはないけど、議員さんだって大人数で飲んでるから。若者だけ制限される意味が分からない」と話す。
会社員の男性(31)は「真っ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル