桑原紀彦
文部科学省は14日、読解力や数的思考力を問う経済協力開発機構(OECD)の「国際成人力調査(PIAAC〈ピアック〉)」に、日本も参加すると発表した。国内での対象は無作為に抽出された16~65歳の約1万人。前回は2011~12年に実施され、日本は参加した24カ国・地域のなかで読解力と数的思考力がいずれも1位だった。結果は24年12月以降に公表される。
文科省によると、今回の調査にはOECD加盟国など30カ国以上が参加する。問われるのは、文章や図表を理解し評価する「読解力」、数的な情報や内容を用いて論理的に考える「数的思考力」、問題を把握し適切に処理する「状況の変化に応じた問題解決能力」の3分野。日本国内では調査員が今月から来年3月にかけて、抽出された対象者を訪問し、調査員が持参するタブレット端末で回答してもらう。(桑原紀彦)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル