国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)の企画展「表現の不自由展・その後」が中止された問題で、芸術祭実行委員会会長の大村秀章・愛知県知事は30日、記者会見し、企画展の実行委に対し、四つの条件を示した上で再開への協議を始めるよう呼びかけたことを明らかにした。
企画展の実行委は展示再開を求める仮処分を名古屋地裁に申し立てており、30日午前に第3回審尋がある。それを前に、県側が条件を明らかにした形だ。
大村氏は、①犯罪や混乱を誘発しないように双方協力する②安全維持のため事前予約の整理券方式とする③開会時のキュレーション(展示内容)と一貫性を保持し、必要に応じて(来場者に)エデュケーションプログラムなど別途実施する④県庁は来場者に対し(県の検証委の)中間報告の内容などをあらかじめ伝えるの4条件を示した。
企画展実行委は、展示中止にな…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル