いじめによって大津市の中学生の命が失われて10月11日で12年。その深い反省から生まれた「いじめ防止対策推進法」が施行され、今年で10年になる。いじめの状況はどうか。教育現場で何が変わり、変わっていないのか。
亡くなった男子生徒(当時13)が在籍していた市立中学校では11日午前、「命を思う集い」があった。
事件翌年の2012年から毎年行われてきたが、20~22年はコロナ禍のため各教室で実施。4年ぶりに体育館に全校生徒が集まった。
集会では、道徳や人権学習で学んだことを学年ごとに発表。1年は「自分を見つめる」、2年は「互いを認め合う」、3年は「自分の生き方を考える」がテーマ。各学年の代表者が登壇し、スクリーンを使って思いを伝えた。
発表では「一日一日を大切に生きていこうと思った」「何かに絶望しても、あきらめずに自分にできることを探そうと思った」などの感想が紹介された。
その後、登壇した校長は、2…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル