20日午後8時半ごろ、東京の西の空に大きな流れ星である火球が現れた。火球は上弦の月と同じマイナス10等級ほどの光を放って5秒以上光り続けた。快晴の夜とあって広い範囲で観測され、朝日新聞社が長野県の東京大木曽観測所に設置しているライブカメラにも写っていた。
有志による流星観測網「Sonotacoネットワーク」に寄せられた報告では、火球は山梨県上空を南から北に飛んだ。燃え尽きた高度が高く、地上に落ちて隕石(いんせき)になっている可能性は低そうだという。
大火球は昨年7月にも関東上空に現れ、燃え残った一部が千葉県に落下して習志野隕石と名付けられた。国立科学博物館によると、これまでに習志野市や船橋市で三つが見つかっている。(東山正宜)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル