浅倉拓也
大阪大は21日、大学院工学研究科の元留学生が博士の学位を取得するために提出した論文に盗用があったため、同日付で元留学生の学位を取り消したと発表した。
大学によると、元留学生は中国籍。「アルミニウム合金のレーザ溶接時におけるキーホールとポロシティの形成挙動に関する数値解析」と題した論文で、2020年3月に博士号を取得した。その後、不正の疑いに関する申し立てがあり、学内の委員会で調査したところ、他人の論文の盗用が28カ所あることを確認したという。
大学は今後、研究倫理教育やコンピューターソフトを使った盗用チェックの徹底など、再発防止に取り組むとしている。(浅倉拓也)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル