吉川喬
能登半島地震を受け、大阪府は7日、避難所向けの組み立て式災害用トイレについて、洋式・水洗タイプを2300基導入すると発表した。現在は非水洗タイプを備蓄しているが、衛生的な水洗タイプへの切り替えを進める。
府は、幕などで仕切って個室スペースを作り、スペース内に便座を備えた災害用トイレを現在1500基備蓄している。だが、非水洗タイプは衛生面を心配する被災者の利用控えにつながりかねず、石川県内の被災地では普段から使い慣れている水洗タイプを求める声が多くあがっているという。
そこで府は、府内の一般避難所2300カ所などで活用するため、水洗タイプの導入方針を決定。まず2024年度に500基を調達する。また、洋式・水洗タイプのトイレを複数備えた「トイレトレーラー」も1台購入する。被災地支援や防災訓練などで使う。府は関連予算計1億8千万円などを盛り込んだ24年度当初予算案を府議会2月定例会に提出する。(吉川喬)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル