大阪府の吉村洋文知事は30日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が世界各国で確認されていることを受け、12月に予定しているアラブ首長国連邦(UAE)でのドバイ万博の訪問を取りやめる考えを明らかにした。大阪府庁で記者団に、「オミクロン株が世界で危険視されるなか、ドバイへの出張は控えるべきだ。日本全体で水際で防いでいくことが重要で、大阪で陣頭指揮をとる自分自身が出席することはない」と述べた。
吉村知事と大阪市の松井一郎市長は2025年の大阪・関西万博にパビリオンを出す参加国の招請活動のため、経済界の関係者らとともに12月11日の「ジャパンデー」に合わせた現地入りを予定していた。
一方で、「次期開催地の責任者として一度も現場を見たことがないのはよくない」として、来年3月末までのドバイ万博の会期中に現地を訪れたいとの意向も示した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル