大雪、京都の市街地も真っ白　気象庁が引き続きの警戒呼びかけ

　強い冬型の気圧配置の影響で日本海側を中心に大雪が続き、14日、京都市街地でも雪が積もった。

　気象庁によると、14日午前9時までの24時間降雪量は、富山県砺波市で33センチ、広島県庄原市で31センチ、滋賀県長浜市で25センチを記録。京都市中京区でも9センチを観測し、雪化粧をした鴨川の様子を撮影する人の姿も見られた。

　各地で厳しい冷え込みとなり、最低気温は大阪府東大阪市で零下5・6度、兵庫県三田市で零下3・6度、大阪府豊中市で零下2・0度など。高知市でも今季最低の零下1・1度を記録した。

　交通機関も乱れた。JR西日本によると、京都と北近畿方面をつなぐ「きのさき」「まいづる」、京都と山陰方面をつなぐ「スーパーはくと」など特急列車10本以上が一部区間を含み運休となったほか、多くの路線で遅れが出た。全日空によると、富山や小松、能登、鳥取、米子空港を発着する一部の便が欠航となった。

　15日午前6時までの24時間に予想される降雪量は多いところで、関東甲信と北陸で60センチ、北海道と東海で50センチ、近畿・中国地方で25センチ。気象庁は引き続き、大雪や猛吹雪、高波などへの警戒を呼びかけている。