角詠之
関東甲信を中心とした今月上旬の大雪の影響で、首都高が約53時間にわたって通行止めとなった問題で、首都高速道路会社は20日、検証結果と今後の対応策を発表した。
首都高によると、5日午前11時半から通行止めを開始。6日未明には雪が降りやみ、6日夜時点で「7日朝までに通行止めを解除予定」と発表したが、すべての路線で通行止めが解除されたのは7日午後4時半だった。通行止め区間は計21路線、計215キロに及んだ。
長時間にわたった原因として、そもそも首都高の形状として橋が多く凍結しやすいことや、路肩が狭く雪の置き場がないことに加え、今回の雪質が重い雪だったため、準備していた資機材や人の作業では効率的に除雪ができなかったという。
対策として、除排雪作業員を増やすことや狭い路肩でも使える小型の除雪機などを新たに配備するとした。首都高は「お客様、関係機関の皆様には大変ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんでした」としている。(角詠之)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル