30年前、中国で民主化を求めた学生らを軍が武力で抑え込んだ天安門事件が起きた。中国が大国の地位を強める今も、事件は政権と市民、そして世界に重い問いを投げかけ続けている。あの時、何が起きたのか。関わった人々は中国の今と未来をどう見つめるのか。
■民主化求め100万人デモ/撤退する学生の背後から銃声
1989年4月15日。中国共産党の改革派指導者、胡耀邦の突然の死が、事件の幕開けだった。
北京では北京大、清華大の学生らが天安門広場に集まり、胡をしのんで自発的に追悼デモを始めた。一部の学生らが座り込みを始め、民主化を求める運動は全国各地に広がっていった。…… 本文:3,191文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。
朝日新聞社
Source : 国内 – Yahoo!ニュース