かつて天皇の代理として伊勢神宮に仕えた「斎王」が都から神宮に向かう行列を再現したイベントが2日、三重県明和町で行われた。袿などを身にまとった約120人の男女が国史跡「斎宮跡」を練り歩く華やかな様子に、観客は魅了された。
同町の斎宮歴史博物館によると、斎王制度は飛鳥時代から南北朝時代の約660年間にわたり続いたとされ、天皇が代替わりすると未婚の皇女が選ばれたという。
斎王役の女性が十二単姿で乗ったみこしが通ると、カメラを持った観客らから「斎王さん、こっち向いて」と声が掛かり、女性は沿道に笑顔で返した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース