40代女性です。数年前に、子供の進学問題をきっかけに夫婦間、父子間に深い溝ができてしまい、今に至ります。
ただの同居人のような関係で、会話は最小限。家族で買い物に行ったり、テレビをみたり、雑談をしたりすることもありません。夫はコロナ以来、在宅ワーク中心となり、仕事部屋を確保して、休日も食事の時間以外は自室で過ごしています。
夫はいわゆる「勝ち組」です。自分の服にアイロンをかけたり、私の出勤日は自分で昼食を調達したり、世間的には手のかからない夫とも言えます。一方で、常に優位な立場にいようとするところがあります。例えば「電気がつけっぱなしになっていたよ」と言うと、「何が悪い。消し忘れたものは仕方ない。もう消したのならいいだろう」という具合です。
夫からみれば、私にはダメなところがたくさんあるでしょう。でも「俺と同じだけ稼いでみろ」という見下す態度は許せません。子供たちも生活が父親の力で成り立っていることは理解していますが、「ああはなりたくない」と口をそろえます。
下の子が成人するまで約10年。打算的ですが、別居や離婚は考えていません。ただ心底夫を嫌いだと思ってしまう自分を許せなくなることがあります。この先、自分の感情とどう折り合いをつけていけば良いか、アドバイスいただければ幸いです。
回答者 政治学者・姜尚中さん
「女子どもは俺が食わしてや…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル