岩手県大船渡市の漁港に係留されていた北前船の復元船「気仙丸」が19日、所有する大船渡商工会議所によって補修のため陸揚げされた。江戸期の海運を支えた船を再現しようと地元の船大工が建造したが、完成から約30年たち老朽化。東日本大震災で津波に襲われながらも無傷だったことから「奇跡の船」とも呼ばれており、修理後は市内で陸上展示する予定だ。 この日は、2隻のボートが全長18メートル、帆柱17メートルの気仙丸を漁港から数キロえい航。岸に近づくと作業員同士が声を掛け合いながら慎重に船を陸に揚げた。 商工会議所によると、補修では耐久性強化のため船をガラス塗装する。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース