東京都足立区の住宅床下で18日、住人の夫婦の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕されたフィリピン国籍の女と共謀した疑いで、警視庁は、同国籍で職業不詳のデラ・クルース・ブライアン・ジェファーソン・リシン容疑者(34)=茨城県土浦市大手町=を同容疑で逮捕し、23日に発表した。
捜査1課によると、茨城県内で発見し、22日夜に通常逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めているという。リシン容疑者は技能実習生で、昨年7月に入国した記録があるという。女と面識があると同課はみている。
リシン容疑者は職業不詳のモラレス・ヘイゼル・アン・バギシャ容疑者(30)=死体遺棄容疑で逮捕=と共謀し、1月16日ごろ、東京都足立区の住宅で、住人で自営業の高橋徳弘さん(当時55)と妻で無職の希美江さん(当時52)の遺体を遺棄した疑いがある。
捜査関係者によると、16日夜以降、両容疑者とみられる人物が、モラレス容疑者の自宅近くのゴミ置き場で、血が付いた高橋さん夫婦のものとみられる服などを捨てる姿が防犯カメラに映っていた。
16日夜、高橋さん宅周辺で両容疑者とみられる人物がそれぞれ防犯カメラに映り、高橋さん宅から約500メートル離れたモラレス容疑者宅方向に移動した形跡があった。
捜査1課によると、モラレス容疑者は「私は知りません」と容疑を否認していた。夫婦の死因はいずれも胸を刺されたことによる心臓の損傷だった。同課は夫婦が殺害されたとみて死亡した経緯も調べる。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル