茨城県ひたちなか市で今年7月に生後1カ月の長女に暴行を加えて殺害したとして、父親で土木会社員の小沼勝容疑者(28)=同市田彦=が逮捕された事件で、小沼容疑者が「泣きやまず、いらいらしてやった」という趣旨の供述をしていることが6日、捜査関係者への取材で分かった。
県警によると、小沼容疑者は7月15~23日ごろ、長女の舞香ちゃんの胸ぐらをつかんで自宅のトイレの木製ドアやふすまにたたきつけたり、胸や腹を殴ったりして殺害した疑いがある。動機について小沼容疑者は「泣きやまなかったから殴った」という趣旨の供述をする一方、「殺すつもりはなかった」と殺意を否認しているという。
小沼容疑者は舞香ちゃんと妻(24)の3人暮らし。舞香ちゃんは6月中旬に生まれ、7月10日に退院したばかりだった。23日夜、ぐったりした舞香ちゃんを小沼容疑者と妻が市内の病院に運び、その後搬送された水戸市内の病院で翌朝、死亡が確認された。
同病院から県警に「虐待の疑いがある」と通報があり、発覚。妻は県警の調べに、小沼容疑者の虐待を証言し、「止めることができなかった」と話しているという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル