能登半島地震発生から2週間が経つが、石川県輪島市の鵠巣(こうのす)地区では、いまでも一部で孤立状態が続いている。
近隣の小学校に孫らと避難している水口美子(よしこ)さん(76)は、用水路の水を使って洗濯をしていた。「避難所は周りにも気を使うし、清潔にしないと」。
自宅は地震で電気と水道が断たれているため、16日には金沢市へ避難する。「川の水で洗濯なんて初めて。水は冷たいけど、避難所にいるよりも気が晴れる。落ち込んでいても仕方ないし、生きていればなんとかなる」と話した。(西岡臣)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル