全国で児童館や学童クラブなどの管理・運営を受託している「労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団」(本部・東京都豊島区)が、東京都内の複数の区に職員数を水増しする虚偽の報告をしていた問題で、同事業団は28日、第三者委員会による調査報告書を公表した。事業団によると、全国9自治体の38事業(うち都内は7区32事業)で虚偽報告をしていた。不正に受給した委託料は各自治体と協議のうえ、今後返還するとしている。
報告書は27日付。報告書によると、同事業団は勤務実態のない組合員の名前を提出書類に記し、配置基準を満たしているように報告していた。また、事業所や現場の職員は虚偽だと認識していながら、「職員不足のほうが問題だ」ととらえ、実態と異なる報告を黙認していた。
原因について、報告書は人員…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル