数量政策学者の高橋洋一がニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(6月26日放送)に出演。国会会期末を迎え、安倍総理が衆議院解散をしなかった理由について解説した。
国会会期末~内閣不信任決議案は否決
国会は26日に会期末を迎え、与野党の攻防の舞台は7月の参議院選挙に移る。
飯田)朝日新聞の26日の1面トップは、W選挙もなくなった、7月に参議院選挙があると。風は吹かせたけれど踊らずということが書いてあります。
高橋)国会に出している法案を見ていますが、ほとんど5月以降は法案の審議がない状況です。だからいつでも解散できるような状態でしたが、結果的に安倍さんはやらなかった。なぜかということは、安倍さんしか分からないです。
推測すると、これは解散するときに消費増税はやめるという話が出るでしょう。麻生さんがそれは嫌だと、消費増税をしたいから。麻生財務大臣の意向を優先したのだと思います。
飯田)昨日(25日)は2人きりで会って、W選挙もない、解散もないということを…。
高橋)言ったでしょう。かなり前から伝えているとは思いますけれどね。Wはやらないで、そのままで行こう、そして消費増税だということでやったのではないですか。安倍さんも解散できるような状況にはしておいたけれど、最終的な判断としては麻生さんの消費増税を受け入れたということでしょう。人事から考えると麻生さんは欠かせないのでしょう、どうしても。
財務省が麻生氏経由で消費税増税を仕込んだ結果か
飯田)安倍内閣においては。
高橋)だから麻生さんの意見に従ったということではないでしょうか。少し前にあった財務省の文書変更、書き換えがあったら普通ならば大臣の首は飛ぶのですが、それでも守りました。次官のセクハラがあったときも守った。徹底的に安倍さんは守ったのです。もう切れないということでしょう。財務省もそれをよく知っているから、そこを経由して消費増税の話を仕込んだのではないでしょうか。そう考えないと合理的ではない。
飯田)ツイッターやメールでご意見をいただきますが、W選挙は本当にもうなくなったのですか?
高橋)なくなりました。国会開催中でないと衆議院解散はできませんから。国会が終わったら衆議院は開かれないので、解散ができない。それだけです。
飯田)消費増税の話も、これは骨太の方針に先週末載りました。
高橋)21日ですね、そのときに決定です。
飯田)行政手続き論的にはもう。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース