群馬県警は26日、同県太田市新田上中町の貸家2棟を家宅捜索し、室内にいたベトナム人の男2人を出入国管理法違反(不法残留)容疑で逮捕した。
県警はこの貸家について、北関東で6月以降に相次いだ家畜の盗難事件の関連先とみている。県警捜査3課によると、捜索した際、貸家の中にはベトナム人の男女計19人がいたという。
家畜盗難は9月までに、群馬県で豚676頭、牛2頭、鶏144羽、埼玉県でヤギ8頭、豚約130頭、鶏80羽、栃木県で牛6頭の被害が明らかになっている。被害総額は推定3千万円超とされる。警察当局の調べで、この3県の県境にかかる半径50キロの範囲に被害が集中していた。(張春穎、松田果穂)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル