「寺密度」が高いまち、愛知県津島市で2、3カ月ごとに開かれる、寺を巡る催事「津島てら・まち御縁結び」が人気だ。寺が集中しているため、御朱印を1日でいくつも入手できることもあり、県外からやって来る人も増えている。
「寺密度」とは1平方キロメートルあたりの寺院の数。名古屋外国語大学(日進市)の学生が、東海3県125市町村の寺院数と面積を調べ、津島市(寺院数88)は3・51で、1位と突き止めた。
昨年6月、名外大から報告を受けた市は、訪れる人を増やすきっかけにしようと催事「御縁結び」を企画した。寺側に協力を呼びかけ、所蔵の文化財の公開や御朱印の授与をしてもらうようにした。
初回の昨年7月15日には五つの寺院が参加。御朱印を授与、国指定の重要文化財を公開した。初日だけで710人が訪れた。その後も9、12月、今年2、4、7月と開催し、協力する寺院は最大12に増えた。
過去6回の累計の参加者は7375人。御朱印を求める人の行列で、待ち時間が30分以上という寺もあったという。
名外大の学生たちが4月、訪れ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル