寺のさい銭を盗んだとして、佐賀県警武雄署は20日、長崎県松浦市のアルバイト従業員の男(48)を窃盗容疑で逮捕し、発表した。納骨堂の仏壇に合掌する姿が防犯カメラに映っており、容疑者の特定につながった。容疑を認めているという。
発表によると、男は昨年10月15日午前11時35分ごろ、佐賀県武雄市の寺の納骨堂で、さい銭箱から約1500円を盗んだ疑いがある。
この寺はその約1カ月前にも同様の被害に遭っていたため、防犯カメラを設置していた。映像では、男がさい銭箱の鍵を壊して引き出しからお金を抜き取る姿や、その後で仏壇に手を合わせる姿が確認できたという。被害から約1年後の逮捕となり、武雄署の山口竜二副署長は「『いくら仏に許しを請うても、悪事は許せない。必ず罰が当たる』という気持ちで捜査にあたった」と振り返っている。(松岡大将)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル