23日に投開票された那覇市長選で、初当選を決めた前副市長の知念覚(さとる)氏(59)=自民、公明県本部推薦=は同日夜、報道陣の取材に対し、玉城デニー知事との関わりについて「是々非々で臨む。対立とかは一切考えていない。那覇市側の視点で、県側と交渉もしていくし、話し合いもしていく」と語った。
選挙戦は、玉城知事ら「オール沖縄」勢力が支援する前県議の翁長雄治(たけはる)氏(35)=立憲、共産、れいわ、社民、沖縄社会大衆推薦=との一騎打ちだった。翁長氏の事務所で選挙結果を見届けた玉城知事は、報道陣に「大変残念な結果。私の力不足に尽きる」と口にした。
知念氏は支援者らが待機する那覇市内の事務所に午後10時ごろに入り、自民県議らとともにテレビに見入り、開票状況を見守った。当選確実が報じられ拍手がわき起こると、知念氏は支援者に向かって「知名度の低い私をここまで押し上げて頂いた。ありがとうございます」とあいさつした。
選挙戦を振り返り、「那覇市…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル