昨年8月に北九州市小倉北区の旦過市場一帯で起きた大規模火災で全焼した老舗映画館「小倉昭和館」が19日、もとあった場所で営業を再開した。1年4カ月ぶりの再開にファンらが駆けつけ、樋口智巳館主が一人ひとりに、小倉昭和館と刻印されたまんじゅうを手渡し、感謝を伝えた。
「小倉昭和館再建の思いと重なる」と、初上映作品に選んだのは、「ニュー・シネマ・パラダイス」。第2次世界大戦後のイタリアが舞台の、小さな村の映画館をめぐる物語だ。作中の映画館は焼け、支援を受けて再建を果たす。樋口館主は上映前、「おかげさまでここまでの劇場ができた。皆様と一緒に守ってずっと続けていきたい」とあいさつした。
来場者の中には、76年前に…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル