スマートフォンでおしゃべりのような感覚で読める「チャット小説」が、新たな読書スタイルとして注目されている。アメリカの人気アプリで火がつき、日本でも出版大手の集英社が参入し、人気漫画「銀魂(ぎんたま)」などをチャット小説に仕立てて提供を始めた。
チャット小説は、LINEのようなメッセージ形式で、話者のアイコンや名前と共にセリフが吹き出しで表示される。画面をタップすると、会話文を主体に話が進む。一話を2~3分程度で読める手軽さがうりで、ホラーや恋愛ものが多い。プロの書き手による作品だけでなく、一般人が投稿したものも読める。
流行のきっかけは、2015年に米国でサービスが始まった小説アプリ「HOOKED(フックド)」。米モバイルデータ調査大手アップ・アニーによると、いまも書籍関連アプリのダウンロードランキングで上位につけ、総ダウンロード数は約2400万に達している。
日本では、「ガラケー」と呼ば…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル