岡山県は5日、新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言に伴う営業時間短縮(時短)の要請に応じなかったとして、岡山市内の飲食店7店に対し、特別措置法に基づき、時短の命令を出したと発表した。4日付の命令で、即日応じた1店を除く6店の店名を県のホームページ(https://www.pref.okayama.jp/kinkyu/645925.html)で公表した。命令に従わない場合、30万円以下の過料が科される。
県によると、6店のうち5店はキャバクラで、1店は居酒屋。県は5月中旬以降、各店に口頭と文書で計5回、午後8時までの時短を要請した。だが、命令に先立つ約1週間の弁明期間中、各店とも要請には応じられないなどと回答。命令が出た後も、「資金ショートになりそう」「企業存続が難しい」などと営業を続ける意向を示したという。
県は5月末までに県内の飲食店約1万3千店のうち8823店の見回り調査を実施。今回の7店を含む37店が要請に応じなかった。(中村建太)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル