東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の新会長に就任する見通しとなった川淵三郎氏(84)は報道陣の取材に応じ、無観客での大会開催に対して否定的な見解を示した。
川淵氏は1月にツイッターで「海外の観客には防疫のための制約を課す。最悪の場合日本人のみ。無観客は開催の意味がない」などと投稿していた。このことについて質問され、「もう、それ(観客)なくてオリンピック日本でやる値打ち、どこにあるの。海外でやるのと同じ。大変なお金を使って」と述べた。
さらに、バスケットのBリーグやプロ野球でも観戦している点に触れ、「なんでオリンピックで観戦させないの。これはぼくとしてはまったく納得いかない。ぼくの持論はずっとそう。それは強力に言うつもりだよ」と語った。
森喜朗会長は「無観客開催も当然、想定しながら、いくつかのシミュレーションをしている」と語っていた。
都医師会長「精神論ではなく、具体的なプロセスを」
辞意を固めた東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)から後任に要請された川淵三郎氏(84)が11日、「無観客開催では意味がない」との考えを報道陣に明らかにしたことを受け、医療関係者から早速注文がついた。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル