約2年前に89歳で亡くなった名古屋市の芝刈り機製造・修理会社の女性経営者の息子(66)らが昨年、名古屋国税局の税務調査を受け、約7億5千万円の遺産隠しを指摘された。国税が工場や事務所、息子や従業員の自宅を調べると、現金を詰めた段ボール箱が次々と見つかった。
取材に応じた息子は、現金について「介護していた母のもので、分からなかった」と話した。ほかにも約5千万円の申告漏れがあり、総額約8億円について修正申告し、重加算税など約4億円を納付した。
民間の信用調査会社によると、この会社は1977年に女性経営者の夫が設立した。従業員は数人だったが、東海地方のゴルフ場などに芝刈り機を販売。2000年ごろは年間で1億円超の売り上げがあった。
息子や関係者によれば、父親は…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル