兵庫県川西市の幹部職員ら11人が昨年10月、県内のゴルフ場で平日にゴルフコンペを開き、昼食時に飲酒していたことが同市への取材でわかった。その後に車に乗り合わせるなどして帰っており、飲酒運転と疑われかねなかったとして、市は参加した職員を注意した。
川西市によると、参加したのは土木部長、副部長級1人、課長級1人を含む現役職員9人と、元職員2人。現役職員は有給休暇を取得していたか、勤務日ではなかった。昼食でビールを飲み、夕方に車で帰宅した。市職員課は、運転した職員の飲酒量を「コップ1杯から中ジョッキ1杯程度」とし、「飲酒から運転まで4時間以上たっていた」と説明している。
川西市では昨年9月、市職員が交通事故を起こすなどしたケースが2件続き、全職員に交通ルールの順守を呼びかけていた。市は「職員らが飲酒運転だったかどうかは判断できない」としながらも、管理職3人を厳重注意とし、残る職員6人も注意した。
兵庫県内はこの時期、新型コロナウイルス対策で県が独自に定めていた5段階(現在は6段階)の警戒区分のうち、下から2番目の「感染警戒期」だった。(石村裕輔)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル