8日に開かれた新型コロナウイルスに関する全国知事会のウェブ会議では、お盆期間の帰省自粛を求める声が出る一方、偏見や差別への懸念から「温かい心で受け入れてほしい」という意見も上がった。
青森県の三村申吾知事は「適切な感染防止対策をしているにもかかわらず、帰省する方々に対して根拠のない偏見や差別が危惧される」と発言。帰省を受け入れる立場として、一律の自粛は求めないという。
お盆期間について、「お盆は家族や親戚や友人の温かさに触れ、ふるさとの絆を改めてたぐり寄せる機会。新型コロナによってその機会が失われ、ふるさとの有り様が変わってしまうとすれば残念で寂しい。帰省される方に対して、温かい心で受け入れていただきたい」と訴えた。
大阪府の吉村洋文知事は「一律自粛はお願いしていない」とし、「大事なのは帰省先での行動。飲み会などのリスクの高い行為は控えて、親族で静かにお過ごしください」と話した。(大山稜、浜田奈美、木下こゆる)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル