静岡市人事委員会(松下光恵委員長)は20日に難波喬司市長に示した勧告で、市職員の女性管理職の割合について「目標の達成に向けた取り組みが強く求められる」と指摘した。今年度(4月1日時点)の局長・次長級(部長含む)の幹部80人のうち女性は3人しかいないなど、女性登用が進んでいないことが背景にある。
市によると、局長・次長級に次ぐ参与級では61人のうち女性は8人、その次の課長級では302人のうち女性は40人になっている。課長級以上の管理職全体をみると、443人のうち女性は約11・5%の51人で、昨年度から約0・1ポイント下がった。
管理職が多い50代の市職員は1352人で、そのうち女性は約28%の378人いる。1986年に男女雇用機会均等法が施行された後に入った人が多いが、幹部候補として育成したり登用したりする環境づくりが遅れていた。
市は2026年度までに女性…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル