愛知県碧南市で平成10年、会社役員の馬氷一男(まごおり・いちお)さん=当時(45)=と妻の里美さん=同(36)=を殺害したとして、強盗殺人などの罪に問われ1、2審で死刑判決を受けた堀慶末(よしとも)被告(44)=別の事件で受刑中=の上告審判決で、最高裁第2小法廷(山本庸幸=つねゆき=裁判長)は19日、「強固な殺意に基づく冷酷な犯行。人命軽視の態度が顕著だ」として被告の上告を棄却した。死刑が確定する。4裁判官全員一致の結論。
堀被告は19年に名古屋市の女性が殺害された「闇サイト」事件で、無期懲役が確定している。無期懲役囚が別の事件で死刑判決を受けるのは異例。死刑判決の確定後は無期懲役刑の執行が停止される。
第2小法廷は判決で「2名の命が奪われ、1名の命が危険にさらされた結果は誠に重大だ」と指摘した。
判決によると、堀被告は10年に男2人と共謀して馬氷さん宅に侵入し、馬氷さん夫婦を殺害して約6万円を奪ったほか、18年には名古屋市で女性の首を絞め約2万5千円を奪った。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース