2019年10月に愛知県常滑市であった宗教法人「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)が関連するイベントで、大村秀章知事が送った祝電が教団トップを礼賛する内容に書き換えられたとして、大村氏側が教団側に抗議していたことがわかった。大村氏が25日の記者会見で明らかにした。
大村氏によると、教団側は「勝手に作って披露しました」と書き換えを認め、大村氏側に謝罪したという。大村氏は「文書およびメッセージを勝手に書き換えてというか、書き直してというか、勝手に作って披露するということについては、極めて不愉快であり、極めて遺憾だ」と話した。
大村氏側の説明では、19年のイベント開催を受け、大村氏の事務所が「会の開催を祝し、みなさまのご健勝とご多幸を祈念します」という形式的な内容の祝電を私費で送ったという。
しかし、実際のイベントで読み上げられた祝電は、「世界平和の実現に向けて、地球的規模で環境を整えてくださる韓鶴子(ハンハクチャ)総裁の力強い信念とリーダーシップに心より敬意を表す」などと、韓氏を礼賛する文言が追加されていたという。
大村氏側は今月中旬、イベン…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル