関西テレビ
指定暴力団「山口組」と「神戸山口組」の抗争事件が相次いでいることを受け、6つの府県の公安委員会は、2つの組織を「特定抗争指定暴力団」に指定しました。
【記者リポート】
「午前10時26分です。指定暴力団山口組総本部に特定抗争指定暴力団の指定を知らせる紙が貼られました」
7日、暴力団対策法に基づく「特定抗争指定暴力団」に指定された「山口組」と「神戸山口組」。
背景にあるのは、去年4月から相次ぐ抗争事件です。
兵庫県尼崎市の繁華街では、自動小銃を使った殺害事件も起き、一般市民への影響が危惧されていました。
指定を行ったのは、兵庫・大阪・京都など6つの府県の公安委員会で、合わせて10の市を、活動を厳しく制限する警戒区域に設定。
警戒区域内では、事務所の使用や対立する組員への付きまといなどが禁止され、違反すれば逮捕されます。
効力は3ヵ月で、抗争が終結したと判断されるまで何度でも延長することができ、警察は取り締まりを強化して、両組織の弱体化を狙います。
【記者】
「弘道会系の組員が撃たれましたけど対策は?」
【山口組 司忍こと篠田建市組長】
「おっ!」
分裂から4年、抗争は終結するのでしょうか。
近く山口組のナンバー2・高山清司若頭と神戸山口組の最高幹部が直接会うという情報もあり、その動向が注目されます。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース