「将棋ユーチューバー」として活躍している折田翔吾(おりたしょうご)さん(30)=大阪市=が27日、東京都渋谷区の将棋会館で棋士編入試験五番勝負第3局に臨み、山本博志四段(23)に170手で勝った。これで2勝1敗となり、プロ入りまであと1勝となった。
折田さんは積極的な指し手で優位を築くことに成功。山本四段の粘りを振り切って勝ちきった。対局後、「ずっと決め手がつかめなかった。大きな勝利だが、次も楽しんで臨めたら」と話した。山本四段は「根性が足りなかった」と述べた。
折田さんは棋士養成機関「奨励会」に在籍したが、年齢制限により2016年に退会。その後、プロとの公式戦で好成績を挙げ、試験の受験資格を得た。試験は新鋭棋士5人と戦い、3勝すれば合格する。
第4局は2月25日。タイトル戦の一つである棋王戦で挑戦者になった本田奎(けい)五段(22)と対戦する。(村瀬信也)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル