指定暴力団工藤会トップの総裁野村悟被告(73)とナンバー2の会長田上不美夫被告(64)の第41回公判が9日、福岡地裁であった。工藤会系組幹部が出廷し、2013年の看護師刺傷事件を指示したと証言する一方で、動機や、両被告の関与については語らなかった。
起訴状によると、野村被告の指揮命令で田上被告や実行役の組員らは看護師の頭などを刃物で刺し、殺害しようとしたとされる。
証言したのは、事件を指示したとして組織犯罪処罰法違反などの罪に問われ、公判中の組幹部。福岡県警は組幹部の携帯電話を通信傍受しており、この日は検察側証人として出廷。幹部は野村、田上両被告の方向に一礼した後、証言を始めた。
証言によると、組幹部は事件前…
980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル