藤牧幸一
閉店後の喫茶店に侵入して金品を盗もうとしたとして、愛知県警は2日、住居不定、無職長田英男容疑者(80)を建造物侵入と窃盗未遂の疑いで現行犯逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。
捜査員が、閉店した飲食店内をのぞき込むなどしていた長田容疑者を半日にわたり尾行し、取り押さえたという。
逮捕容疑は、2日午前3時ごろ、名古屋市中区の喫茶店に、出入り口のドアガラスを割って侵入し、金品を盗もうとしたというもの。
捜査3課によると、同市やその周辺では昨年末から、飲食店での窃盗や窃盗未遂の被害が10件以上発生。防犯カメラの解析などから長田容疑者が浮上し、1日午後、捜査員が名古屋市内で長田容疑者を見つけ、尾行を始めた。
長田容疑者は金山駅や名古屋駅付近、名古屋市中区の繁華街などを歩きながら、閉店した飲食店内をのぞき込むなどしていたという。
約半日後、閉店後の喫茶店内に侵入し、ヘッドライトをつけて物色。店から出てきたところを現行犯逮捕したという。(藤牧幸一)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル