日本三大祭りの一つ、天神祭の名物は? 記者は大阪府出身だが、最初聞いた時はプロレス技かと思った。船の上で手打ちをすると聞いた時は「うどんを?」と勘違いした。
その名も「大阪締め」。天神祭が本宮を迎えた25日、船渡御(ふなとぎょ)の船に乗せてもらい、夜風に吹かれながらその意味を考えた。
「打ちま~しょ」(チョン、チョン)
「もひとつせ~」(チョン、チョン)
「祝(いお)うて三度」(チョチョン チョン)
大阪市内の大川をゆく祭り船同士や、橋の上の見物人の間で、何度も交わされる大阪締め。船を出した大阪天満宮文化研究所の高島幸次さん(70)は「船に乗る人と観客が交流し、観客を祭りに参加している気にさせる」と話す。「いかにも大阪的。京都の祇園祭では、四条通りの路上の観客が巡行中の山鉾(やまほこ)の上の人に声をかけても無視されますよ」
確かに、記者は大学時代を京都…
980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル