新型コロナウイルスの感染者は、9日午後9時時点で、114人が新たに確認され、国内の感染者は計1万5790人となった。死者は18人増え、624人となった。
東京都では、新たに36人の感染が確認された。1日あたりの感染確認者数が50人を下回るのは4日連続。このうちの1人は、御蔵島村の村議会議長の男性(78)で、島しょ部で初めて感染が確認された。議長はヘリで島外に搬送され、入院した。
さいたま市内では7人の感染を確認し、うち5人は、彩の国東大宮メディカルセンターの看護師ら4人と、70代の入院患者1人という。センターに関係する感染者は、死者1人を含めて計30人で県内最大のクラスター(感染者集団)となった。
大阪府でも16人の感染が確認され、このうち5人は集団感染が明らかになった第二大阪警察病院と、なみはやリハビリテーション病院の医療従事者という。
退院者合計は、これまで独自に集計していた厚生労働省が、都道府県が公表している数字を積み上げる方法に変えたため、前日より大幅に増えた。感染拡大によって患者の状態を迅速に把握することが難しくなったのが理由だという。
大阪府は休業と外出自粛要請の段階的な解除に向けた独自基準「大阪モデル」を定めているが、9日は三つの指標をいずれも達成した。運用が始まった8日に続いて2日連続の達成。
三つの指標は①経路不明な感染者が10人未満②陽性率は7%未満③重症病床使用率60%未満。
9日は①3・86人②2・6%③29・8%、だった。府は3指標とも7日連続で基準を下回ることを解除の条件にしている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル