新型コロナウイルスによる肺炎に渡航歴のない日本人への感染を受けて、感染拡大に対する不安が広がっていますが、これまでに国内で感染が確認されたケースと違いがあります。
28日夜、厚生労働省が公表した国内6例目の感染者は、奈良県在住の60代男性でバスの運転手です。
運転手の男性は、1月8日から11日、そして12日から16日に中国・武漢市から来たツアー客合わせて60人をバスに乗せました。
男性に渡航歴はないため、別の感染者、つまり人から人へ感染した「国内初の二次感染」とみられていて、感染したツアー客と長時間、同じバスの車内にいたことで感染したと考えられています。
これまでにも、中国では人から人への感染で新型コロナウィルスが広がっていますが、日本国内では初めてです。
名古屋市衛生研究所の柴田伸一郎・微生物部長は「二次感染が確認されたことで、国内でも感染が広がっている可能性が高まった」と指摘し、より一層の予防策が求められることになります。
東海テレビ
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