歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(41)と長男の勸玄(かんげん)君(6)は9日、新潟市で米「新之助」の田植えを行った。勸玄君が2020年5月に「8代目市川新之助」を襲名するため、「同じ名前のブランド米を持つ新潟県として、ご縁を感じていた」(花角英世県知事)ことから、県が田植えイベントに招いた。歌舞伎界と農業、“双方の新之助”の成長を願って苗を植えた。
同日は、長女の麗禾さん(7)や花角知事も加わり、地元生産者の指導を受けながら作業した。勸玄君と麗禾さんは、泥に足を取られ、歓声を上げながら田植えを楽しんだ。今回植えた「新之助」は、9月下旬~10月上旬に収穫し、海老蔵さん親子の元に届けられる。
海老蔵さんは「田植えはとても大変だった。米粒を残すなと言われて育ったが、その意味が分かった。今後『新之助』同士、仲良くなっていければ」と話し、勸玄君も「楽しかった」と振り返った。
花角知事は「新之助といえば歌舞伎も米も思い出してもらえるよう、国民の間に定着してほしい」と意欲を示した。
「新之助」は17年に一般販売が始まった品種で、大粒でつやがあり、こくと甘味が強いのが特徴。19年産は1万5000トンの生産、販売を見込んでいる。
日本農業新聞
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