米国のような保守とリベラルの分極化が日本でも進んでいるのか――。スマートニュースと大学研究者で作るグループが意識調査を実施し、24日に発表した。近年、日本でも両者の対立が深まったが、差異は小さく、メディアへの信頼度などでも米国と異なる傾向があると指摘している。
調査は3月、6千人超の有権者を対象に郵送とウェブで行われた。自身の政治的立場を尋ねたところ、リベラルが29%、保守48%(中間23%)。個別の争点では、防衛力強化や憲法9条改正は保守の賛成率が高く、同性婚、移民の受け入れ、環境保護はリベラルの賛成率が高かった。
これらを米国の調査と比較した場合、いずれもイデオロギーによる差異は小さかった。特に経済面では、保守の方が増税や財政出動を求めるなど「大きな政府」を志向しており、米国と反対の結果が出た。
また、マスメディアへの信頼…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル