山崎毅朗
日本三大八幡宮の一つに数えられる福岡市東区の「筥崎宮(はこざきぐう)」で職員らの新型コロナウイルス感染が相次ぎ、22日から境内を閉鎖した。当面参拝できなくなる。筥崎宮によると、境内を閉鎖したのは記録に残る限り初めてという。
市によると、20日に職員2人の感染が確認され、21日にも職員3人の感染が確認された。市はクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。
通勤の途中に毎日参拝しているという福岡市南区の会社員、草場健児さん(50)は閉鎖のため設置された柵の前で手を合わせた。「コロナがまた身近に迫ってきたと実感した」
筥崎宮は締め込み姿の男たちが木の玉を奪い合う新春恒例の神事「玉せせり」で知られるほか、博多どんたく港まつり、博多祇園山笠と並ぶ博多三大祭りの一つの「放生会(ほうじょうや)」でも有名。(山崎毅朗)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル