前線や低気圧の影響で、北海道南部を中心に16日は大雨となり、道内では鉄道の運休や道路の通行止めが相次いだ。北日本に雨をもたらした前線は南下して17日にかけて東日本から西日本に停滞するといい、18日にかけて日本海側を中心に大雨になるところがある。気象庁は土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけている。
同庁によると、16日午前までの12時間で、北海道今金(いまかね)町で190・5ミリ、奥尻町162・0ミリを観測した。いずれも平年の8月1カ月分の降水量を上回っており、観測史上最多を更新した。
北海道によると、16日午後1時現在、この大雨による人的被害は確認されていない。道南の洞爺湖町と道央の厚真町では、住宅の床下への浸水が計2件確認された。
午後5時現在、道南の八雲町、今金町、長万部町、道央の伊達市、新冠町、道東の帯広市など2市10町では、洪水や土砂災害の恐れがあるとして計約1万1400世帯約2万1600人に避難指示(警戒レベル4)が出され、最大で346人が避難した。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル