1冊の厚さ約2・5センチ、総ページ数は千ページ余り。そんな分厚い時刻表を集め続け、まもなく40年になる男性がいる。スマートフォンなどですぐに検索できるのに、いまだに時刻表に魅せられるのはなぜなのか。
JTB時刻表にこだわり
公共交通機関のダイヤを掲載している「JTB時刻表」を毎月欠かさず購入しているのは、東京都の会社員・鈴木哲也さん(51)。
きっかけは小学1年生のときにさかのぼる。自宅のこたつにあった小型の時刻表を不思議そうに見ていると、父が見方を教えてくれた。出発や到着の時刻だけではなく、目的地へ行く列車には特急や急行など様々なものがあり、色んなルートがあることを知り、のめり込んだ。
中学生になり小遣いをもらい始…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル