プロ野球の勝敗を予想する、いわゆる野球賭博をした賭博開帳図利の疑いで、74歳の男が逮捕されました。男は胴元として半年ほどでおよそ3200万円の掛け金を集めたとみられています。
逮捕されたのは名古屋市南区の無職・安藤吉雄容疑者(74)です。
警察によりますと、安藤容疑者は2018年5月から半年で14回にわたり、プロ野球公式戦の勝敗を予想する野球賭博を客にさせ、掛け金として153万円を集めた賭博場開帳図利の疑いが持たれています。
一連の野球賭博の事件の捜索で関係先から手書きの資料が見つかり、安藤容疑者の関与が明らかになりました。
安藤容疑者は胴元として客に1口1万円で勝敗を予想させ、半年でおよそ3200万円の掛け金を集め、80万円あまりの利益を得ていたとみられています。
調べに対し安藤容疑者は「野球賭博をやったが、客が一部違う」と容疑を一部否認していますが、警察は常習的な賭博による収益が暴力団の資金源となっていた可能性があるとみて調べています。
この事件を巡っては、警察は山口組弘道会傘下の暴力団幹部や客らをすでに逮捕しています。
東海テレビ
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