熊本市の慈恵病院が国内で初めて実施する「内密出産」をめぐり、市と病院は18日、母子支援での協力を確認してから初めて会合を市内で開いた。内密出産を希望する女性が昨年12月に出産した赤ちゃんについて、出生日と出生地を共有した上で首長職権による戸籍作成の手続きに入る方針を確認した。
会合には、熊本市からは大西一史市長や市子ども政策課職員ら、病院からは蓮田健院長や新生児相談室長らが参加した。大西市長は冒頭、予期せぬ妊娠に悩む女性とその子どもについて、「全力でサポートし、病院と一緒に支援していきたい」とあいさつ。蓮田院長は「赤ちゃんの殺人や遺棄を一つでも減らさないといけない」と力を込めた。
非公開で行われた約1時間の…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル