2018年7月の西日本豪雨被害からの復興をめざす愛媛県宇和島市吉田町の農家の姿を追ったドキュメンタリー番組「俺たちのミカン」が12月2日午後7~8時、愛媛朝日テレビ(eat)で放送される。昨夏、被災地を訪れた俳優の木村拓哉さんがナレーションを担当する。
舞台は「愛媛みかん発祥の地」とされる吉田町。西日本豪雨による土砂崩れで甚大な被害が出た。農家の4人に1人が若手という玉津地区では、被災後すぐに若手が立ち上がり、自ら重機を動かして農道を復旧。クラウドファンディングを活用して寄付金を募り、スプリンクラーも復旧させた。番組では、こうした農家の復興への歩みを見つめ、西日本豪雨から1年がたった被災地の現状をリポートしている。
木村さんは昨年8月、TOKIOの城島茂さんらと吉田町を訪問。住民らと交流した。その縁もあって、eatが木村さんにナレーションを依頼。木村さんも快諾した。
木村さんがドキュメンタリー番組のナレーションを担当するのは初めて。収録では映像を見ながら、吉田町の人々に寄り添うように力強く優しく、思いを込めて声を入れていったという。(深松真司)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル